分科会発表(ライブ発表)

発表タイトル・発表者・要旨 一覧

分科会発表(ライブ発表)の一覧は以下のとおりです。

発表順につきましては、決定後に本ページに掲載いたします。

こんな情報デザインの授業やってみた
   ~情報デザイン×知的財産権×プレゼンテーション~

愛知県立高蔵寺高等学校  田中 健

新教育課程における共通必履修科目『情報Ⅰ』では、全生徒が「情報デザイン」を学習することになる。そこで、2022年度、愛知県立高蔵寺高等学校では、年度当初の学習単元にその「情報デザイン」を設定した。
本発表では、「情報デザイン」におけるエッセンスを抽出し、そこに「知的財産権」の観点を盛り込んで個別の「プレゼンテーション」に落とし込ませた、4月当初5コマ分の授業実践事例について紹介したい。

情報Ⅰを見据えたプログラミング教育
   ~学習者の独自設計を可能にさせたミニチュア配膳ロボットのプログラミング教材の開発と実践と評価~

私立佼成学園高等学校  岡野 英樹

2022年度から始まる情報Ⅰの授業に先駆けて2021年度に行ったプログラミング教育の授業紹介。まずは、タイピングを学習し,操作スキルをあげたあとで,micro:bitでPythonを使ってプログラミング学習を行い基礎力を身につけた。基礎学習を終えたあと企業と共同で教材開発したミニチュア配膳ロボットを動かしていった。そして一通り機能したら最後はその配膳ロボをカスタマイズしてオリジナル配膳ロボを作り、プレゼンテーションを行うという授業の取り組みを紹介する。(2021年度東京都私学財団助成 公益法人東京都私学財団賞受賞)

成人のプログラミング学習のハードルとその越え方

放送大学  井澤 哲也

プログラミング経験が無くても、情報Ⅰではプログラミングを教えなければなりません。
プログラミング未経験の教職員がプログラミングを学習する際の障壁は何でしょうか。どうすれば生徒に教えられるようになれるでしょうか。
企業向けプログラミング教育の知見と、学校の事情を鑑みた上で、高校でプログラミングを教えられるように学ぶために必要なことを整理し、学習の取組例を示します。
ポイントは、プログラミング環境の準備、学習範囲の限定とスモールステップ、「失敗」の学習です。

動くピクトグラムの制作を通したアクセシビリティの学習

広島大学附属福山中・高等学校  平田 篤史

情報Ⅰ「⑵コミュニケーションと情報デザイン」では、目的や状況に応じて受け手に分かりやすく情報を伝える活動を通した学びが求められている。そこで本発表では、ピクトグラムの作成を通じてプログラミングの諸概念や情報デザインについて学習できる統合型アプリケーション「ピクトグラム」を題材としたアクセシビリティの学習についての実践を報告する。

問題解決を情報デザインで行う授業実践

神奈川県立横浜国際高等学校  鎌田 高
神奈川大学経営学部  飯塚 重善

情報Ⅰの「コミュニケーションと情報デザイン」では、情報デザインの手法「抽象化・可視化・構造化」を学ぶたけではなく、これらを活用した問題解決を行う学習活動が求められる。
しかし情報デザインで本格的な問題解決を行うためには、問題の発見から要件定義において、情報デザインの対象となるユーザーへの十分な調査が重要である。
そこでHCD(人間中心設計)の考えを取り入れ、使う人の要求にこたえるための設計のノウハウを情報Ⅰに取り入れた実践を行い、情報デザインによる本格的な問題解決をお試みた。

数学科と連携した情報の授業実践について

東京都立新宿山吹高等学校  中山 享司

情報の授業において、数学科と連携した指導計画について提案する。具体的な数学の問題をどのように指導するかを検討する場にしたい。

「情報Ⅰ」のその先へ

京都精華大学メディア表現学部  鹿野 利春

2021年度に行われた経済産業省の有識者会議で出された「Society5.0を見据えた中高生等のデジタル関連活動支援の在り方提言」を社会実装するための社団を立ち上げた。この社団は、中高生のデジタル活動を仮想空間で行うためのプラットフォームの提供、産業界や学会がこれを応援する仕組み、ジェンダーバランスに配慮した大会等開催のガイドライン、これらの広報と「情報Ⅰ・Ⅱ」を含むデジタル関連の教員研修、研修資料の提供などを行う。社会全体が若年層を応援する仕組みが必要である。

動画と文字を重ね合わせたコンテンツを制作する授業実践

埼玉県立川越南高等学校  春日井 優

情報Ⅱでは、文字や動画などを組み合わせたコンテンツを制作する内容が、多様なコミュニケーションが実現できるようになることを目標として取り扱うことになっている。通常は、動画編集の際に文字情報は動画内に埋め込まれることが多い。本授業では、JavaScriptを用いて動画再生時に文字を重ね合わせて字幕を切り替えられるプログラムを配布して、生徒にコンテンツを制作させた。その意義や効果、授業の発展の可能性を紹介する。
なお、本実践は3年生選択者が対象の「情報の表現と管理」での実践である。

表計算・プログラミング両面による統計分析指導実践省察

私立佼成学園高等学校  布村 覚

「情報の科学」では、ガウス分布から統計基礎、動的・数理的・確率的シミュレーション、回帰分析、チャート分析までの指導をExcelの分析ツール、関数、マクロを組み合わせて実施してきた。一方でプログラミング指導に関して、Webプラットフォーム理解を優先してJavaScriptで指導実践を行ってきたが、機械学習への進展を視野に見直した。
「情報Ⅰ」移行期である昨年度、同一集団に対するExcelとPython両面の統計実験指導を実施した。数学Ⅰとの連携に鑑みながら、その比較省察を行う。

教科書から見た著作権教育の中高・高大連携の課題と提案

名古屋文理大学 情報メディア学部  小島 美柚
名古屋文理大学 情報メディア学部  青木 陸馬
名古屋文理大学 情報メディア学部  世良 清

大学や高校のオンライン授業は、断続的ではあるが、数年間の試行錯誤を経て、実用的な段階になりつつある。昨今は教室授業を補完する形でハイブリッド授業が実施されるなど、多様な形態が見られる。その際、情報技術の活用だけでなく、コンテンツの充実や、それに伴う著作権処理が重要である。本報告は、中高の情報の教科書から学習内容を把握するとともに、大学生の実態調査から検証し、著作権教育の中高・高大連携を展望する。

STEAMライブラリーの動画教材を活用した「情報Ⅰ」授業実践事例

雲雀丘学園中高等学校  林 宏樹

本年度より施行されている学習指導要領において、「情報Ⅰ」では新たに「データの活用」という分野が追加された。本分野はまだ指導事例も少なく、指導実績もあまり見当たらない。本研究では、経済産業省「未来への教室」STEAMライブラリーの動画教材を活用し、「データの活用」の授業実践事例を紹介する。統計的な探究事例をチュートリアルとして、演習を行い、データサイエンスに基づいた探究を実践する授業展開である。

探究活動をサポートするアンケート作りの授業

福井県立美方高等学校  木村 文彦

本校では3年前から探究活動に取り組ませている。探究の過程で、データを集めるためにアンケート調査を実施するグループがクラスにいくつもある。そのアンケートに磨きをかけようとアンケート作りを教材化した。「社会と情報」の授業、データサイエンス分野の導入段階で実践したところ、与えた練習課題の難易度が高過ぎて中途半端に終わった。その後の探究活動の様子と合わせて報告する。

都民による事業提案制度を活用した、情報社会の問題解決学習

東京都立目黒高等学校  田中 啓太

新学習指導要領「情報Ⅰ」において、「社会と情報」や「情報の科学」から引き続き問題解決の内容が取り扱われている。よって、「社会と情報」の授業実践の報告ではあるが、今年度から始まった「情報Ⅰ」でも同様の授業を行っている。また、生徒が提案した事業が令和4年度の東京都の予算に組み込まれ実施されることから、生徒が問題解決のプロセスを学習しながら実際に社会を変えた授業となった。その授業実践について報告する。

すべての高校生に「基礎情報学」のエッセンスを
   ―これからの情報教育のあるべき姿に関する一考察―

京都市立堀川高等学校  藤岡 健史

2022年度から始まった情報Ⅰの教科書では「プログラミング」や「コンピュータ」といった文字が溢れかえり、情報科学に関する理系的・工学的な内容が一気に増加した。しかしながら、これからの情報教育は、これが本当に理想的な姿だと言えるのだろうか。筆者は、情報社会でいかに生きていくかの基礎的教養を身につけることがむしろ重要であると考え、文理融合の「基礎情報学」を取り入れた授業を10年間に渡って実践してきた。本発表ではこれまでの実践結果をふまえ、これからの情報教育のあるべき姿について考察する。

情報科教員として採用される際に重視される知識・技能の検討

麗澤大学  中園 長新

本研究では3つの自治体において実施された教員採用試験問題を分析し、教員採用時にどのような知識・技能が重視されているのかを分析した。採用試験における出題内容から、実施年度や自治体による差異が大きいものの、情報科で扱う内容をおおむねバランスよく重視して出題されていることが確認できた。また、近年の試験では、プログラミング等において新科目を意識して出題傾向を変更する等、重点項目の変化が見られた。

高校生が自分事として捉えて学ぶ「情報Ⅰ」の実践
   -情報Ⅰ入試を意識した導入の授業-

東京都立神代高等学校  稲垣 俊介

情報Ⅰが大学入学共通テストに導入されると発表された。その対策に併せて情報Ⅰの学習内容について興味を持たせることが求められる。高校生にとって自分事として捉えることのできる学習内容でれば、興味が持てると考えた。そこで、自分が30歳となった将来を考え、これからのSociety 5.0を築く一人として情報Ⅰを学ぶ、と気づかせる実践とした。本実践は1年間の情報Ⅰの授業の導入として位置付けた。
また本実践は、5月10日の朝日新聞「はな丸先生 授業公開」にて紹介されており、本発表にて、その実践の詳細を述べる。

専門科目「情報学基礎」におけるRaspberry Pi 実習の取組

京都市立西京高等学校  中村 央志

本校では、専門科目「情報学基礎」を1年次に2単位設置し、プログラミング教育の一環として2017年からRaspberry Pi 実習を毎年2時間行っている。本実習の目的は、コンピュータを用いてモノ=デバイスを実際に制御する体験を通して、コンピュータの処理とデバイスの関係性について理解し、世の中の様々なモノがどのように動作しているのかについての基本的な視点を養うことである。本発表では、実践の概要と結果について報告する。

感染者数をシミュレーションした実践事例

東京都立小平高等学校  小松 一智

情報の科学として、表計算ソフトを使った感染者数増減のシミュレーションと、情報Ⅰを見据えたPythonを使って行った実践事例について紹介したい。

データ分析の学習を支援するオンラインデータ分析学習教材の提案

大阪電気通信大学高等学校  岸本 有生

本報告では、筆者が開発したデータ分析の学習を支援するオンラインデータ分析学習教材Connect DBとその実践について紹介する。本教材は、ブラウザ上のUIを操作することでデータの整理やグラフ描画ができる。操作が容易であるため、学習者に操作説明をすることなく授業で利用することができる。また、サンプルデータとして学習内容に応じたデータセットを提供しているため、教員はデータセットの準備不要で授業を行える。

1人1台端末によって「できるようになったこと」と「できなくなったこと」

東京学芸大学附属高等学校  飯田 秀延

本校では一昨年度から1人1台端末を開始して、今年度で全校生徒に端末が行き渡った。生徒はGoogle Classroomを介して探究活動や各教科の授業、学校行事などに端末を活用している。一方で、本校のコンピュータ教室には、「高性能なデスクトップP C」「中間モニタ」「高速な有線ネットワーク」や「書画カメラ」などはない。そこで、本校での「情報Ⅰ」の授業実践を例に、1人1台端末によって「できるようになったこと」と「できなくなったこと」を紹介しながら、今後の授業展開の可能性について考えたい。

「情報Ⅰ」のデータ活用を意識した問題解決型授業の実践

茨城県立江戸崎総合高等学校  今瀬 耕佑

今年度から「情報Ⅰ」がスタートした。文部科学省(2018)では、データを表現、蓄積するための表し方と、データを収集、整理、分析する方法について理解し技能を身に付けるために、「(4)情報通信ネットワークとデータの活用」を設定している。今回は、昨年度に「情報Ⅰ」の内容を意識して実践した授業を紹介する。生徒が問題を設定して、データを収集、整理、分析する一連のデータ処理の流れを体験しながら理解できるようにした。分析は相関分析に絞って行い、探究を軸とした学びを意識して実践した。

高等学校「情報I」における「授業」と「評価」

東京都立町田高等学校  小原 格

2022年度より新学習指導要領が高等学校でも1年次から実施となり、いよいよ情報Iがスタートした。また、それに伴い、高等学校においても観点別評価が、指導要録に記載されるようになるなど本格的な実施の運びとなっている。この発表では、国立政策研究所「指導と評価の一体化」に倣い、本校で現在進められている情報Iの年間計画や指導と評価の計画について紹介するとともに、実際の評価の場面や方法について紹介し、そのポイントや課題などについて考察する。

アイデア実現に重点を置きその過程でプログラミングを学ぶmicro:bit作品制作実習の実践報告と分析

東京都立南多摩中等教育学校  御家 雄一

micro:bit moreを使用したmicro:bit実習事例と生徒の作品及び感想の分析を報告する。中等教育学校の3、4年次(2学年別生徒)にほぼ同一の授業内容を実施した。5時限分の時間配置で3年次はGIGAスクール端末、4年次はBYOD端末を使用した。作品制作の条件を最小限に設定し、制作と生徒同士の切磋琢磨、アイデア実現に充填を置き、プログラミングに関する諸概念を理論を後付けで学習した。その過程で既習事項の問題解決を意識しつつものづくりを通したプログラミング教育の授業実践を報告する。

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