事前イベント(UEC企画)

8/8(火)13:30~16:30

 第10回全国高等学校情報教育研究会全国大会(東京大会)の会場としてお借りすることをきっかけに、来場される皆様に電気通信大学(UEC)のことを知っていただけるよう、複数の企画を開催していただくことになりました。見学は大会前日となりますが、多くの皆様のご来場をお待ちします。よろしくお願い致します。

【企画1】 UECコミュニケーションミュージアーム見学

 UECコミュニケーションミュージアーム (http://www.museum.uec.ac.jp/) では、無線通信機器やコンピュータなど、電気通信大学の教育研究に関連する歴史的機器や資料を収集・保存・展示しています。

 本見学では、2017年3月に情報処理技術遺産になったリレー式計算機Casio AL-1の実演も予定されています。当日の皆様のご来場をお待ちしています。

※情報処理技術遺産 リレー式計算機AL-1型の詳細は、次をご覧ください。
 http://museum.ipsj.or.jp/heritage/relay_AL-1.html

※情報処理技術遺産認定について、電気通信大学Webサイトで紹介されました。
 http://www.uec.ac.jp/news/prize/2017/20170727_350.html

【企画2】 研究室見学

 研究室見学は表記時間帯の中でも研究室ごとに開催時間が異なっていますのでご確認ください。西地区が中心となっていますので、中門で西地区に移動の上、学内マップ(中門のところにあります)を見ていただき、各研究室に直接おいでください。よろしくお願い致します。

横川慎二研究室

西3号館 202,201号室 13:30-16:30

 現代の情報化の進んだエネルギー社会インフラには、長期的に安定した運用を実現する信頼性・安全性・保全性や、いざという事態が発生したときには早期にダメージから立ち直るレジリエンス(回復力)、さらに全てのユーザーがその恩恵を平等に享受しうる有用性などが求められています。それらを実現するためには、蓄電池・太陽光パネル・パワー半導体などのエナジーデバイスと、情報通信によって統合されたInformation powered energyを基盤としてインフラ全体の信頼性品質を向上させ、そこに持続力と回復力を吹き込むことが必要となります。

 本研究室は、製品やシステムの事故の事例分析、市場信頼性・品質のデータ分析、デバイスの寿命試験や寿命予測と、それらの実装によるシステムのレジリエンスに関する研究に取り組んでいます。これらの研究に関するパネル展示と、研究室に在籍する学生(学部・修士)による解説を随時実施します。

椿研究室

西5号館 713号室 13:30-15:00

 文部科学省は「社会の期待に応える教育改革の推進」の中で教育改革の7つのポイントの一つとしてクリティカルシンキング(批判的思考力)を重視した教育を掲げており、生徒は大学入学以前に批判的思考力を有していることが求められている。また、文部科学省は生徒の思考力・判断力・表現力には課題があると指摘し、課題発見・解決能力、論理的思考力、コミュニケーション能力や多様な観点から考察する能力(クリティカルシンキング)などの育成・習得が求められているとしている。本研究では、学生の批判的思考スキルによるタイプごとの要因構造を分析・検討し、さらに学習支援システムの提案を行っているものである。

小宮研究室

西10号館 643号室 13:30-16:30

 実行性能のよいプログラムを作るにはそのアルゴリズムが重要なのは言うまでもありません。しかし、プログラミング言語処理系の性能もプログラムの実行性能に大きな影響を与えます。また、高級な言語機能がもたらすプログラムの記述性・表現力は、開発効率などの点で「よいプログラム作り」に影響を及ぼします。ただし、そのような機能の効率的な実装法は難しいのが一般的です。そこで本研究室では、記述性・表現力に優れた言語機能及びその効率的な実装方法の研究を行っています。当日は、研究内容についてのパネル展示と学生・教員による紹介を行う予定です。

久野研究室

西10号館 628号室 13:30-16:30

 久野研究室では、プログラミング言語・プログラミング教育・情報教育に関連する多様な研究テーマを取り扱っています。次のようなテーマをご紹介する予定です。

 • プログラミング学習とプロジェクト学習を融合した大学科目の設計と評価
 • 高校におけるプログラミング実習科目のソフトウェアによるサポート
 • 幼稚園児を対象としたプログラミング学習の効果
 • 複数のプログラミング言語の機能比較およびプロジェクトとの親和性
 • グラフィクス型言語からテキスト型言語への移行における障壁と対応
 • 教育向けプログラミング言語の調査と新しい言語の提案
 • 短冊型問題を用いたプログラミング学習成果の評価
 • 思考力・判断力・表現力を評価する試験問題作成の枠組み