ポスターセッション

日時 : 8月11日(火) 9:00~ (8:30開場)
場所 : 福利厚生棟 食堂


1 第3回大学情報入試全国模擬試験実施結果
神奈川県 情報入試研究会  中野 由章
(要旨) 2014年度末に実施された,情報入試研究会の第3回大学情報入試全国模擬試験について,その結果分析を速報するとともに,今年度末に実施予定の第4回模試を案内する。 また,過去問集を配布し,試験問題の検討を通して,情報科教育のあり方を議論する。

2 社会と情報でのプログラミング授業の実践紹介
千葉県立八千代東高等学校  谷川 佳隆
(要旨) 1年生の「社会と情報」を担当しているが、その中で4時間だけScratch2.0を活用したプログラミングの授業を取り入れた。その背景と実践例を紹介する。ブラウザ上でScratch2.0が動けば、どなたでも実践できる内容の紹介です。

3 日本情報オリンピックに参加しよう
東京都 情報オリンピック日本委員会  筧 捷彦
(要旨) 国際的な科学オリンピックの1つに情報オリンピックがある。数理情報科学の力、とりわけ問題解析力とアルゴリズム設計力を競う。設計したアルゴリズムをC/C++のプログラムに仕上げてコンピュータ上で実行して成果を確認する。その国内大会が日本情報オリンピックである。教科「情報」の一環として、更には部活等の1つとして生徒を参加させることをおすすめする。

4 Bebras(ビーバーコンテスト)を用いた情報科学教育
神奈川県立柏陽高校  間辺 広樹
(要旨) Bebras(ビーバーコンテスト)は、ヨーロッパで生まれた国際情報科学コンテストである。情報科学の様々な知識や考え方を小中高生でも楽しみながら考えられるように工夫されていて、学習教材としての利用価値も高い。柏陽高校では「情報の科学」の授業で、1年生全員をコンテストに参加させた。その上で、「ビーバー問題を作ってみよう」という課題を課した。本発表では、これらの活動から得られた学習効果について報告する。

5 普通紙マークシートの活用紹介
茨城県立境高等学校  藤井 拓也
(要旨) マークシートの便利さはみなさんご存知の通りですが,コストが気になっていました。そこで,普通紙でできるマークシートの活動研究について紹介します。「マークシート読取君」+「スキャナ」の組み合わせで,安価で便利にマークシートを活用できるようになった事例を発表します。

6 明日から使える40種類の教材(授業スライド、生徒教材)の試作
千葉県 放送大学大学院修士課程   太田 剛
(要旨) 普通教室で授業可能、ICTの専門知識がなくても授業可能、表現力・問題解決能力の育成、アクティブラーニング、最先端のICT、プログラミング、e-セーフティ(情報社会の安全教育)、最低限の基礎、ハードウェア・ネットワーク・データベース、社会の情報システムなどに分類できる40種類の高校「情報科」の教材案(授業用スライド、生徒用教材等)を試作しました。

7 情報科の教育課程に関する研究
          ~プログラミング教育の比較・考察による新たな提案~

群馬県立松井田高等学校  藤岡 良一
(要旨) 高等学校で実施されているプログラミングに関する教育を比較・考察することにより,プログラミング教育に関する新たな提案をおこなう.特に,情報科,商業科,工業科の教育課程などを対象に研究をおこなった.

8 ブラウザで利用可能なWebプログラム学習環境
大阪電気通信大学  兼宗 進
(要旨) 現代の情報システムはサーバーとクライアントが協調しながら動作する。そこで、サーバー側で動作するプログラムを含めて実習を行える学習環境を試作した。Webブラウザ上で動作する「HTML/PHP/JavaScript」のプログラム環境、SQLの実行環境、sAccessとの連携機能、授業での利用例などを報告する。

9 知財学習のための新刊教材展示
三重県立津商業高校/三重大学大学院地域イノベーション学研究科  世良 清
(要旨) 高校情報科をはじめ、工業科(工業技術基礎)や商業科(商品開発)、中学校技術・家庭科技術分野など、中学校・高等学校学習指導要領で知的財産の学習が取り入れられた。文部科学省検定済の教科書のほか、(独)工業所有権情報・研修館(INPIT)からブックレットが発行され、また、近年は、民間の出版社からも副教材や教師用指導書となる書籍が複数発行されるようになった。報告者らはこれら編集にかかわり知財教育の推進を図っている。今回、INPIT作成のブックレットをはじめ、新刊書籍各種を展示して、閲覧に供すると共に、閲覧していただいた皆様から意見感想を仰ぎ、情報教育をはじめ、様々な教育場面での今後のよりよい知財教育のいっそうの進展を目指すものである。

10 かめ吉との45日間 -女子中高生にロボットを与えてみた。-
神奈川県 横浜共立学園中学・高等学校  矢部 一弘
(要旨) 本校では,2007年から問題解決の課題の1つとしてレゴ・マインドストームを使ったプログラミングを授業に取り入れている。その授業の中からWRO(World Robot Olympiad)に興味を持つ高校生が現れたので,2011年から予選会に参加してみた。また,参加した生徒が文化祭で取り組みについて発表したところ,中学生にも興味を持つものが現れた。WRO予選会に向けた中高生の取り組みについて報告する。

11 Webアプリを利用した情報の授業展開の提案
千葉県立柏の葉高校  沼崎 拓也
(要旨) 近年,Web技術の進化によりWebブラウザ上で動作するいわゆるWebアプリでも,本格的な機能を提供できるものが増えている。そこで,無償で利用できる範囲でも情報の授業で利用できるWebアプリについて,それらを利用した情報の授業例(プログラミング,デザイン等)について提案する。

12 ブレッドボードによるCPUの自作
神奈川県  柏木 隆良
(要旨) ハンダ付けなしで電子工作が可能なブレッドボードを使って、簡易な部品のみで独自のCPUを創り、情報教育における科学理解につなげる。

13 教育用プログラミング言語「ドリトル」を利用した授業の実践報告
北海道小樽潮陵高校  佐々木 寛
(要旨) 教育用プログラミング言語「ドリトル」を利用した授業の実践内容と生徒の制作課題を紹介し、情報の授業におけるプログラミング教育の効果を報告する。

14 Google Apps for Educationの実践
大阪府立摂津高等学校  山室 公司

(要旨) 学校現場でも徐々にクラウド化が進んでいるが、本校では昨年度後半にGoogle Apps for Educationを導入し、クラウドの活用を始めた。教職員用のグループウェアとして運用するとともに、学習用のLMS(ラーニング・マネジメント・システム)としての活用も始めている。Google Apps for Educationの様々な活用方法を紹介する。

15 e-Portfoloの導入と実践報告
大阪府 清教学園中学校・高等学校 株式会社NSD   田邊 則彦  川畑 雅哉
(要旨) 指導と評価の一体化を進めるために運用を開始したe-Portfoloシステムは、「生徒の主体的な学びを支援するツール」「教員の学習者中心の教育観を具現化する授業のツール」として機能し、教育の質保証につなげる目的を有する。中等教育機関における実践の中から見えてきた学びの PDCAサイクルの実現のための課題を明らかにする。

16 データベース学習支援ツールsAccessによる「情報の科学」でのデータベース授業の実現
岡山大学  長瀧 寛之
(要旨) 「情報の科学」におけるデータベース実習を効果的に実践できる環境を指向し開発した,学習用データベースツール”sAccess(サクセス)”について,現在利用可能なsAccessの各種機能の概要紹介とともに,それらの機能により実現可能なデータベース実習の事例について紹介する.合わせて現在のsAccessの利用状況や,今後実現予定の機能についても紹介する.

17 情報の科学「モデル化とシミュレーション」実践報告
東京都立町田高等学校  小原 格
(要旨) 本校では、「情報の科学」における「モデル化とシミュレーション」に3時間を配当して実践を行っている。短い時間数でどのように授業を進めているのか、また、どのような工夫が考えられるのかを提案する。

18 学習管理システムを利用したインタラクティブな学習環境の構築
大阪教育大学  尾崎 拓郎
(要旨) 本発表では,e-Learningシステムとして主に高等教育機関で実績のあるMoodleに着目し,オンラインで課題提出が可能な環境を整備し,ディジタルによる作品提出の高等学校教科情報での実践事例について述べる.また,同システムを用いてリアルタイムディスカッションを行った授業の事例について報告を行い,考察を述べる.

19 情報教育におけるICTを活用したアクティブラーニングの評価について
大阪府立東百舌鳥高等学校  勝田 浩次
(要旨) 高等学校において、知識注入型の学習方式から、生徒主体型の学習方式へ、授業の変革が求められてきている。昨今、様々な学校で、いわゆる「アクティブラーニング」の取り組みが奨励され、実施されているが、それらの取り組みの中で生徒の学びを評価している例は少ない。そこで、本ポスターセッションでは、本校の情報教育におけるICTを活用したアクティブラーニングの評価について発表し、ひろく意見交換を行いたいと考える。

20 情報モラル
福岡県立宇美商業高校  中川 修
(要旨) 「普通教科情報の評価をどう出していくか」、「考査を実施するならどんな方法があるか」について、私が昨年度まで勤務していた普通学校での取り組みを紹介させて頂き、忌憚ない意見やアドバイスを頂くことで、よりよい情報教育にむけたヒントを頂きたく発表を行う。

21 他の教科におけるICT機器の活用実践例
千葉県立佐倉西高等学校  浅見 智峰
(要旨) 他の教科で若手教員を中心にICT機器を使って頂き、感想や長所短所を 集めてみました。ICT機器ってなんだろう?どんな事が出来るのだろう?何もわ からない状態からとりあえずやってみて、1年ちょっと。そのご報告をさせて頂 きます。

22 グループワークトレーニングの情報科での展開
大阪府立東百舌鳥高等学校  稲川 孝司
大阪府立寝屋川高等学校  野部 緑
(要旨) 情報科でのひとつの課題であるコミュケーションを考える上でGWT(グループワークトレーニング)は、ひとつのアプローチとなる。しかし、情報でのコミュニケーションのあり方を考えるときには、それだけでは不十分でもある。そのようなことから、チャットでのGWTや情報に間違いがある場合のGWTについて授業をおこなった。