分科会発表

タイムテーブル下にある「発表要旨」を開くと,セッションごとに発表要旨を見ることができます。

8月9日(水)

  分科会1 A-0652 分科会2 A-0611 分科会3 A-0615
セッション1
13:30

13:55

B1-1 情報科らしい授業方法と授業改善

B2-1 高等学校における情報活用能力の育成
~中核となる教科情報科~
B3-1 Monaca EducationとプログルでPythonを学んだ後のアンケート結果比較
東京都立立川高等学校
   佐藤 義弘
   発表スライド
文部科学省初等中等教育局GIGA StuDX推進チーム
   肥田 真幸
   発表スライド
千葉県立船橋啓明高等学校
   谷川 佳隆
   発表スライド
セッション2
14:00

14:25
B1-2 質的データを用いたデータサイエンス授業実践
~総合的な探究の時間と情報Ⅰの接続~
B2-2 一人1台端末を用いたCBT定期考査 B3-2 情報Ⅰにおけるプログラミングの授業
~思考力・判断力・表現力を意識した授業方法~
雲雀丘学園中学校・高等学校
   林 宏樹
   発表スライド
東京都立小岩高等学校
   椋本 哲也
   発表スライド
市原中央高等学校
   篠田 剛史
   発表スライド
14:30

15:30
ポスターセッション/企業展示
セッション3
15:30

15:55
B1-3 試作問題「情報Ⅰ」と探究力
―受験結果の分析と情報教育の未来形―
B2-3 受け手と指示対象に着目した情報デザインの授業実践 B3-3 授業実践:Python & DNCLを用いた典型的なアルゴリズムの解読と実装
京都市立日吉ケ丘高等学校
   藤岡 健史
   発表スライド
愛知教育大学教職大学院
   三輪 理人
   発表スライド
愛知県立一宮高等学校
   鈴木 淳子
   発表スライド
セッション4
16:00

16:25
B1-4 専門教科「情報」を受け持った3年間の取り組み B2-4 校内の情報デザインに関わる問題を生徒と一緒に解決してみた B3-4 どうする?単元「プログラミング」の1時間目
東京都立若葉総合高等学校
   山本 博之
   発表スライド
近江兄弟社高等学校
   長谷川 友彦
   発表スライド
愛知県立高蔵寺高等学校
   田中 健
   発表スライド

B1-1 情報科らしい授業方法と授業改善

東京都立立川高等学校  佐藤 義弘

(要旨) 全国大会を含め,情報の研究会・研修会では個々の単元についての指導法が紹介され,参考になる発表も数多くある。
しかし,年間を通しての授業計画や授業デザインについての発表はあまり見られない。情報科らしい手法を用いて,情報の授業をどう作り上げるのか,評価や授業改善の方法を含めて,試行錯誤しながら形作ってきたものを紹介したい。

B2-1 高等学校における情報活用能力の育成
~中核となる教科情報科~

文部科学省初等中等教育局GIGA StuDX推進チーム  肥田 真幸

(要旨) 平成29・30年告示の学習指導要領で,「学習の基盤となる資質・能力」のひとつとして情報活用能力が示されたことは言うまでもない。そして,高等学校学習指導要領解説(総則編)において,「各学科に共通する教科である情報科は,高等学校における情報活用能力の育成の中核を担うもの」と示されている。
この視点を踏まえ,共通教科情報科目について,その重要性や在り方について今一度再考し,情報科の意義や役割を問う。

B3-1 Monaca EducationとプログルでPythonを学んだ後のアンケート結果比較

千葉県立船橋啓明高等学校  谷川 佳隆

(要旨) 2022年度の情報Ⅰの授業で,8クラスを2つに分けて,Monaca EducationとプログルでPythonの授業を展開しました。授業後に10項目からなるアンケートを実施しました。このアンケートはあくまで自分の参考のために行いましたが,どなたかの参考になればと思い,発表します。アンケートそれぞれ結果の紹介とその考察を述べます。そして今年度のどうするのかも発表します。

B1-2 質的データを用いたデータサイエンス授業実践
~総合的な探究の時間と情報Ⅰの接続~

雲雀丘学園中学校・高等学校  林 宏樹

(要旨) 情報Ⅰ「データの活用」では,問題の発見・解決に活用するためのデータを収集,整理,分析する一連のデータ処理の流れについて理解することが求められている。しかし,情報Ⅰの限られた授業時間内では実践可能な内容は限られている。このことから,総合的な探究の時間において,統計的探究プロセスを用いて「質的データ」をデータ処理する探究活動を行い,円滑な情報Ⅰ「データの活用」への接続を目指すカリキュラムを提案する。

B2-2 一人1台端末を用いたCBT定期考査

東京都立小岩高等学校  椋本 哲也

(要旨) 都立高校で生徒が入学時に購入している一人1台端末(SuffaceGo3)を用いてCBTで「情報Ⅰ」の定期考査を行う実践事例発表です。
以前には,パソコン室でクラスごとにCBTによる定期考査を実施していましたが,今年度は定期考査時間割の中で普通教室で実施しています。
実施に当たっての問題点やシステム構成,生徒や他の教員の反応などについてお伝えできればと思っています。

B3-2 情報Ⅰにおけるプログラミングの授業
~思考力・判断力・表現力を意識した授業方法~

市原中央高等学校  篠田 剛史

(要旨) 新学習指導要領では,思考力・判断力・表現力を意識した授業が求められてきた。これまでの情報科の授業においても,実習を活用することで知識に偏らない授業が展開できた。今後は,どのような指導方法が考えられるか考察していく。また,大学入試共通テストにおいて情報Ⅰが追加され,プログラミングを中心とした情報科の教育も注目されてきている。今回はプログラミングの指導方法に絞って考察していく。

B1-3 試作問題「情報Ⅰ」と探究力
―受験結果の分析と情報教育の未来形―

京都市立日吉ケ丘高等学校  藤岡 健史

(要旨) 昨年11月に公開された令和7年度大学入学共通テスト試作問題「情報Ⅰ」を,高校1年生40名に解かせた.本稿では,その得点分布や大問ごとの得点率などの分析結果を詳しく報告し,生徒の反応や他教科との関連性も考察する.また,これまでの筆者の実践研究から得た「基礎情報学」のエッセンスを取り入れた授業内容や,実践校での「探究」の取組との関係を検討し,将来の情報教育の方向性について展望する.

B2-3 受け手と指示対象に着目した情報デザインの授業実践

愛知教育大学教職大学院  三輪 理人

(要旨) 情報デザイン分野では,デザイン物の評価について,受け手の主観的なものになりがちで,デザインの手法・技法へのフィードバックがされづらいことが指摘されている。そこで本研究では,受け手,デザイン物,デザイナーのすべてを扱うために,「デザイン記号論」に着目し,その手法を取り入れたうえで,生徒の受け手としての活動がデザイン活動にどのような影響を及ぼすのかを調査することを目的に実践を行い,その結果を検討する。

B3-3 授業実践:Python & DNCLを用いた典型的なアルゴリズムの解読と実装

愛知県立一宮高等学校  鈴木 淳子

(要旨) 初学者にプログラムを一から入力させると,多発するエラーで学習の目的を見失うことが多い。そこで,典型的なプログラム(素数判定,約数表示などコンパクトなもの)について,まずペアで紙上トレースしながら解読させた。その際,日本語,かつ構造を捉えやすいDNCLを併記しておき解読の助けとした。その後,教員側で準備しておいたプログラムを実機上で実行・改良・デバッグする一連の流れを題材を変えながら繰り返し行った。

B1-4 専門教科「情報」を受け持った3年間の取り組み

東京都立若葉総合高等学校  山本 博之

(要旨) 専門教科「情報」の「情報デザイン」「アルゴリズムとプログラム」「情報コンテンツ実習」の授業に試行錯誤しながら取り組んできた3年間の実践について発表する。共通教科「情報」においても情報デザイン,プログラミング,コンテンツ制作は大きな分野のうちの一つとなっており,本実践発表を専門教科だけでなく共通教科でも取り入れられる提案としたい。

B2-4 校内の情報デザインに関わる問題を生徒と一緒に解決してみた

近江兄弟社高等学校  長谷川 友彦

(要旨) デザインに関する問題とその解決策を提案させる授業の中で,一人の生徒が学校から用意された表計算で作られた出席管理表のUIに関する改善策を提案してくれた。提案してくれた生徒と一緒に提案されたUIを搭載した出席管理表を製作し,現在,実際に運用されるようになった。本発表では,問題解決の授業と生徒とともにシステム開発をするまでの一連の流れを報告する。

B3-4 どうする?単元「プログラミング」の1時間目

愛知県立高蔵寺高等学校  田中 健

(要旨) 2022年11月,大学入試センターからDNCLを用いたプログラミングが必答問題となった試作問題「情報Ⅰ」が発表された
そこで,2022年度の授業で発表者が使用した単元「アルゴリズムとプログラミング」の教材を交え,プログラミングの本質をとらえた効果的な授業はどのようなものか,特にその第1時間目の内容について考察したい

8月10日(木)

  分科会1 A-0652 分科会2 A-0611 分科会3 A-0615
セッション5
09:00

09:25
B1-5 大学入試を見据えた「データの活用」の実践の検討
~これまでの実践の報告とこれからの実践の提案~
B2-5 試作問題「情報Ⅰ」の出題形式を援用した論理回路に関する授業の取り組み B3-5 高専生によるアクティブ・ラーニングを取り入れた情報セキュリティ教育の実践
東京都立神代高等学校
   稲垣 俊介
   発表スライド
東大寺学園中学校・高等学校
   𠮷田 拓也
   発表スライド
米子工業高等専門学校
   守山 凜
鳥取県立米子東高等学校
   佐々木 章人
米子工業高等専門学校
   川戸 聡也
   発表スライド
セッション6
09:30

09:55
B1-6 短時間の動画を活用した授業
-授業時間をどのように確保し,授業では何を行うか-
B2-6 大学入学共通テスト対策を考慮した情報Iやっています。 B3-6 Python・DNCL・C言語同時提示によるプログラミング論理教育の提案およびその実践
鹿児島県立鶴丸高等学校
   春日井 優
   発表スライド
昭和学院高等学校
   太田 剛
   発表スライド
和歌山県立紀北工業高等学校
   北山 浩司
   発表スライド
10:00

11:00
ポスターセッション/企業展示
セッション7
11:00

11:25
B1-7 大学入学共通テストを意識した情報Ⅰの授業実践 B2-7 高校生の自撮り写真における ソーシャルメディア投稿と承認欲求の関係について B3-7 コンピュータとプログラミングに関する授業実践報告
東京都立三鷹中等教育学校
   能城 茂雄
   発表スライド
東京都立世田谷総合高等学校
   朱 文昌
   発表スライド
埼玉県高等学校情報教育研究会
   富田 平
   発表スライド
セッション8
11:30

11:55
B1-8 生徒がプログラミング言語を選択する新しい授業形態の提案 B2-8 身近なものから学ぶデジタルの授業 B3-8 「とどラン」でデータサイエンスの授業
愛知県立小牧高等学校
   井手 広康
   発表スライド
兵庫県立東灘高等学校
   真田 和樹
   発表スライド
アサンプション国際高等学校
   岡本 弘之
   発表スライド
12:00

13:00
休憩
セッション9
13:00

13:25
B1-9 単元の導入の協働学習の授業デザイン
~ソーシャルリーディングのプロンプトエンジニアリング~
B2-9 尺度という概念を手に入れることで各単元の学びを一段階深めることができる B3-9 ピクトグラフ生成でデータ活用とデザインを試行錯誤させる授業法の実施と検討
千代田区立九段中等教育学校
   須藤 祥代
京都産業大学附属中学校・高等学校
   森本 岳
京都産業大学附属中学校・高等学校
   牛尾 祐人
   発表スライド
東京都立南多摩中等教育学校
   御家 雄一
   発表スライド
セッション10
13:30

13:55
B1-10 情報ⅠにおけるPBLを取り入れた問題解決能力の育成 B2-10 情報Ⅰを1年間行い,観点別評価をしてみて考えた事 B3-10 重回帰分析の学習を可能にする授業教材の提案
神奈川県立横浜国際高等学校
   鎌田 高徳
   発表スライド
私立関西創価高等学校
   辻 誠一
   発表スライド
大阪電気通信大学高等学校
   岸本 有生
   発表スライド

B1-5 大学入試を見据えた「データの活用」の実践の検討
~これまでの実践の報告とこれからの実践の提案~

東京都立神代高等学校  稲垣 俊介

(要旨) 大学入試センターが「情報Ⅰ」試作問題を公表した。しかし,多くの高等学校では,これまで情報入試を見据えた指導をしてこなかったと考えられる。だが,今後はその指導が情報科の教師に求められることになる。筆者はこれまで情報Ⅰを意識した「データの活用」の実践を3年間にわたり実践してきた。本発表ではこれまでの実践を報告し,それを踏まえて,教師にとっても生徒にとっても「自分ごと」となるこれからの実践の提案をする。

B2-5 試作問題「情報Ⅰ」の出題形式を援用した論理回路に関する授業の取り組み

東大寺学園中学校・高等学校  𠮷田 拓也

(要旨) 「情報Ⅰ」では,CPUによる演算のしくみを理解するため,論理回路を学習するものの,初学者にとっては,概念や計算が抽象的なため難解なものとなるケースが見受けられる。先に示された試作問題「情報Ⅰ」では,航空会社のトイレを題材にしてランプが点灯する場合を,論理回路を用いて考えさせた。そこで,本発表では,このような日常生活との接点を見出すことで,初学者にも理解しやすい論理回路を学習する取り組みを紹介する。

B3-5 高専生によるアクティブ・ラーニングを取り入れた情報セキュリティ教育の実践

米子工業高等専門学校   守山 凜
鳥取県立米子東高等学校  佐々木 章人
米子工業高等専門学校   川戸 聡也

(要旨) 新課程の「情報Ⅰ」では情報セキュリティに関する内容が強化され,重要視されていることが分かる。本発表では,主体的な学びを促すアクティブ・ラーニングを取り入れた,高校生を対象とした情報セキュリティ教育について報告する。本教育は高専生が企画実践しており,身近に存在する脅威とその対策について講義した後にグループワークやパスワード解析などの実機による演習を行う内容で,県立高校の課外授業として実施した。

B1-6 短時間の動画を活用した授業
-授業時間をどのように確保し、授業では何を行うか-

鹿児島県立鶴丸高等学校  春日井 優

(要旨) 新学習指導要領「情報Ⅰ」が始まるとき,標準単位数に対して内容が多いため授業時間内ですべての内容を扱いきれるかという疑問の声が上がった。著者自身も,昨年度の授業では時間数の制約のため充分に扱えない内容もあった。その反省から,今年度は知識に関する説明は自作の短時間の動画で行い,授業では知識を活用する活動のための時間に充てて進めることにした。授業の様子を報告し,大学入学共通テストに向けた展望を述べる。

B2-6 大学入学共通テスト対策を考慮した情報Iやっています。

昭和学院高等学校  太田 剛

(要旨) 過去5年間の50以上の情報系入試問題の分析をもとに,時間をかけて習得する必要のあるシミュレーション,プログラミング,データサイエンスに関して,大学入学共通テスト対策課題の開発を行った。そして,高校生に不足しているワープロや表計算などの情報活用能力の育成も考慮しつつ,対策課題を活用して,プログラミングを通して情報科学の各分野の基礎を確実に習得することを目指した情報Iの授業を行っている。

B3-6 Python・DNCL・C言語同時提示によるプログラミング論理教育の提案およびその実践

和歌山県立紀北工業高等学校  北山 浩司

(要旨) プログラミングの基礎である論理的思考部分を特定の言語に依存せず教育する実践事例です。C言語での豊富な問題ライブラリを利用し,簡便に記述でき演習も簡単に行えるPythonで学ばせ,論理的記述に特化した共通テスト様式であるDNCLのそれぞれの言語を同一課題で並列して提示した演習の方法を提案します。難易度として,順次・分岐・反復の簡単なものから共通テストレベルまでの基礎演習に特化したものとなります。

B1-7 大学入学共通テストを意識した情報Ⅰの授業実践

東京都立三鷹中等教育学校  能城 茂雄

(要旨) 令和4年度から実施された情報Ⅰについて1年間の授業実践についてを発表する。
情報Ⅰでは,これまで行なってきた授業をベースに,クラウドサービスの活用や一人1台端末(Windows),PC教室の利活用などを含め,生徒が主体的に学ぶための工夫や授業改善,大学入学共通テスト対応などの取り組みを行ってきた。本発表では,本校における授業実践・新たな取り組み,大学入学共通テスト対応について発表する。

B2-7 高校生の自撮り写真における ソーシャルメディア投稿と承認欲求の関係について

東京都立世田谷総合高等学校  朱 文昌

(要旨) 「映え写真」や「自撮り」という言葉が一般化し,撮影した写真をSNSに投稿する行為は日常的に行なわれている。そのなかで他人よりも映える写真,認められたいという承認欲求から写真を投稿する行為も行わている。過度な承認欲求は,自身や周囲への影響があると指摘されている。本研究の目的は,高校生の自撮り写真におけるSNS投稿と承認欲求の関係を明らかにすることで,メディアリテラシー教育の一助とすることである。

B3-7 コンピュータとプログラミングに関する授業実践報告

埼玉県高等学校情報教育研究会  富田 平

(要旨) 本発表では,「情報Ⅰ」の単元である「(3)コンピュータとプログラミング」に関する授業実践を報告する。各研究委員の所属校での授業実践報告は,使用言語や教育的アプローチが異なるが,各研究委員が授業を振り返りつつ,今後どのように授業を実施していくことが望ましいのか考察している。本発表が全国の情報科教員にとって有益な情報共有となり,教材作成の一助になることを期待する。

B1-8 生徒がプログラミング言語を選択する新しい授業形態の提案

愛知県立小牧高等学校  井手 広康

(要旨) 情報Ⅰでは6社から12種類の教科書が発行され,プログラミング言語にはPython,JavaScript,VBA,Scratchの4種類が使用されている。通常,プログラミング教育では教員がプログラミング言語を選択して授業を行うことが一般的である。ここで本研究では,生徒が自身の興味・関心や進路希望に併せてプログラミング言語を選択するという新しいプログラミング教育の形を提案する。

B2-8 身近なものから学ぶデジタルの授業

兵庫県立東灘高等学校  真田 和樹

(要旨) 2016年から「情報の科学」を授業してきたが,情報の授業で難しいとされるデジタルの単元を身近なものからかつ小学校の理科,算数の知識だけで学べるデジタルの授業の実践報告である。入学体験などで活用できると思うので参考にしていただければと思う。

B3-8 「とどラン」でデータサイエンスの授業

アサンプション国際高等学校  岡本 弘之

(要旨) 生徒が興味を持つデータサイエンスの授業として,いろいろな都道府県のデータが紹介されているサイト「とどラン」を使った授業を2年間やってみた。
数学ではなく情報科らしく,仮説→データ分析→考察と問題解決の流れで行った授業と生徒の実際の事例について紹介したい。

B1-9 単元の導入の協働学習の授業デザイン
~ソーシャルリーディングのプロンプトエンジニアリング~

千代田区立九段中等教育学校  須藤 祥代

(要旨) 情報社会に参画する態度を育む認知プロセスを考えた授業デザインとして,情報Ⅰの単元の導入のタイミングで協働学習としてソーシャルリーディングを実施しています。授業では,生徒の認知プロセスや活動を見とる中で,生成AIを活用する場面との類似性を感じる場面があり,その一因にはプロンプトエンジニアリングの要素と関連する活動がありました。本発表では,その授業デザインの事例を紹介します。

B2-9 尺度という概念を手に入れることで各単元の学びを一段階深めることができる

京都産業大学附属中学校・高等学校  森本 岳
京都産業大学附属中学校・高等学校  牛尾 祐人

(要旨) 自然科学はもちろん社会科学や人文科学においても,さまざまな事象を情報とその結びつきでとらえる上で「尺度」という概念はとても重要になってくる。尺度を理解し,意識していくことが「問題解決」や「データの分析」「プログラミング」など他の単元の学びにどのような影響を及ぼすのか。個別で扱われがちな尺度の単元を他の単元と結びつけ,実践と成果からその意味を考察する。

B3-9 ピクトグラフ生成でデータ活用とデザインを試行錯誤させる授業法の実施と検討

東京都立南多摩中等教育学校  御家 雄一

ピクトグラフはイラストやシンボルを構成要素とする統計図表のことを指し,その構成要素として人型ピクトグラムを使用した授業実践について述べる。アプリケーションは「Human Pictograph」を使用した。情報Ⅰの授業は1年間通してピクトグラムを関連付けた活動を実施していたため,情報デザインとも関連付けられた。また,使用したアプリがWebAPIを使用していることから,外部と連携した統計図の作成として説明できた。

B1-10 情報ⅠにおけるPBLを取り入れた問題解決能力の育成

神奈川県立横浜国際高等学校  鎌田 高徳

(要旨) 情報Ⅰは情報デザイン・プログラミング・データの活用をツールとして活用し,問題を発見・解決することで問題解決能力を育成することが目標である。そのため生徒が,これらのツールの知識や技能を身につけるだけでは不十分で,問題解決のツールとして活用する授業設計が重要である。そこで生徒自ら問題を発見し,解決の計画を立て,計画を実行・評価するPBLの要素を取り入れた情報Ⅰの授業実践を行った。

B2-10 情報Ⅰを1年間行い、観点別評価をしてみて考えた事

私立関西創価高等学校  辻 誠一

(要旨) 本校は2022年度から「情報Ⅰ」を1年次2単位で開始した。「社会と情報」時代から新学習指導要領「情報Ⅰ」の内容を意識しながら授業構成や観点別評価を進めてきた。授業構成については概ね順調に進めていけたものの,観点別評価に関しては,何をどのように評価するかの区分に悩むこととなった。今回の発表では,評価に関して共に考え,今後,画期的な授業を開発した時も,しっかり評価に落とし込める工夫を考えていきたい。

B3-10 重回帰分析の学習を可能にする授業教材の提案

大阪電気通信大学高等学校  岸本 有生

(要旨) データ分析を扱うデータ活用に関する学習の重要度が増している。本研究では,情報Iで取り扱う「単一の説明変数を用いる散布図と単回帰分析の学習」を発展させる形で「複数の説明変数を用いる重回帰分析の学習」を行うための教材を提案する。データ分析学習ツールConnect DBに重回帰分析の機能を追加し,学習に適したサンプルデータを準備することで,情報Iや情報IIの授業で生徒が無理なく理解できるように工夫した。